やかまし村 東京シェアハウスに行ってきました!

satoimoです


先週末、やかまし村 東京シェアハウスにお邪魔しました。
8人のワカモノ(シングル)が共同生活をしています。
彼/彼女らは、茨城県旧八郷町にあるOrganic farm 暮らしの実験室を通じて知り合っています。
http://homepage.mac.com/kurashilabo/index.html

Organic farm 暮らしの実験室は「産消提携」という、有機農業を通して生産者と消費者が直接つながり支え合うしくみを20年以上実践してきた団体が母体になっています。
紆余曲折を経て、ほぼ別団体(にわたしには見える)のかたちで、Organic farm 暮らしの実験室は活動を始めたようです。
さはさりながら、有機農業の原点とも言える産消提携のしくみがあった、その地、その母体に若い世代はどう溶け込んでいるのか? 東京農業大学の先生と学生さんとウォッチしてきました。

10:30 オリエンテーションのようなかたちでやかまし村 東京シェアハウスの見学会が始まりました。参加者は私たちと住人の同僚や友人、10名程度。
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やかまし村は、「ただの農業体験に終わるのではなく、自らの手で自分の暮らしをつくり出すことを、都会のライフスタイルの中で継続していってほしいと思っています」
というパンフレットのメッセージにあるように、
彼/彼女ら自身が都会にいながら農的暮らしの実験をしています。さらに、他の人たちにも広める努力をしているということですね。

月に1度八郷農場のイベントを企画したり、東京シェアハウスの庭で農作物を作ったり、鳥を飼ったり… 
4月に本格稼働したこともあり、今は何でも楽しい!どんどんやろう!という勢いを感じました。

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八郷農場から届いた野菜。特大段ボールにいっぱいに夏野菜が!


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庭の“東京・新宿産 野菜”と鳥 

やかまし村 東京シェアハウスは
都市と農村を繋ぐ一つの手法として存在しています。

住人は26~28歳(もっと若いのかと思ってた…)アイセックというインターンシップの活動をしている学生団体出身の人が中心となっています。
住人の一人は、「大学時代の友だちが一番腹を割って話せる、会社に入ってからの友だちは利害関係があるので、同じようには行かない」とのこと。大学時代のつながりが、いい形でシェアハウスを実現しているようです。


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掃除も分担制。なんだか懐かしい感じが…

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本もシェア

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みんなで食べるごはんはやっぱりおいしい

建坪70+庭付きという、東京都心ではなかなか持てない環境に、立派なお家という恵まれた条件になぜ住めるのかというと…
大家さんの娘さんが住人と友人関係にあるということでした。

彼/彼女らは、楽しく、都会で農的暮らしを実現しようとしています。
効率的で、メディアが良いものとして取り扱っているものやスタイル、そして、地球人として大切にしなくてはいけないもの、数千年来守られてきた共生のためのルール…
そういったものを彼/彼女らは「心地よく」感じ、暮らしに取り入れているようにみえました。
彼/彼女らの暮らしは
おそらく、ライフスタイルとして社会のYESを貰える時代なのだろうな〜

それができるまでの土台、社会システムは有機農業運動、環境保護運動、消費者運動… さまざまな形で、私たちの親+αくらいの年代の方々が築き上げてきた、その土台の上に、彼/彼女らの暮らし(わたしも含めて)はあるのだと思います。

しかし、いや、だからこそこの分野ではもう「運動」はいらない
のかもしれません。当たり前に、選択肢として存在するオーガニック、エコロジー。
それらは、これからも時代の支持を確実に得ていくでしょう。
(だれもがそれを選択せざるを得ない時代はもうそこまできているともいえるかな。)
いい形でもっともっとインフラ化していくところまできていると思います。

産商提携、有畜複合農業、エコロジー、食の安全… さまざまな理念に縛られ、硬直化した組織が生まれ変わらざるを得ない事態に陥りました。
そして、生まれたのがOrganic farm 暮らしの実験室。そして、そこから生まれたのが、やかまし村 東京シェアハウス。
そこに、運動的気配はなく、柔らかく、えがおに満ちています。
運動的にびしっと確固たる目標や軸がないことを懸念したり、不満に思ったりする、活動家や
先輩方はいるかもしれません。
しかし、だからこそ、この時代をサバイブできるのではないでしょうか。

もはや、大きいものの中にすっかり取り込まれて育った彼/彼女らに「革命」「運動」でシステムを変えようなどという、考えはおそらくありません。しかし、少しずつ身近なところを変えていきたい、仲間と一緒に無理なく続けたい、お金と仕事、田舎と都会…折り合いを付けながらやっていくしかない…
その一歩一歩の歩みと、時代の必然的変化が出会ったとき、パラダイムシフトというかたちで、現実化、普遍化していくのだと思います。

先輩方の残した毒と便利さを抱えながら、
しなやかに、多様性を受け入れ合いながら、そして助け合って
私たちの世代は楽しく暮らしていくのです。
by satoimolove | 2009-07-28 16:35 | 地産地消100連発
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