切り刻まれるパレスチナ ~続く入植地の拡大と非暴力抵抗運動~

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パレスチナの封鎖および分断と闘うイスラエル人
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「イスラエル人として私たちは信じている。真の平和のための唯一
の道は、パレスチナ人が、私たちが持っているものと同じもの、す
なわち、発展可能で真に独立した自らの国家を持てるようになるこ
とだ」

上の言葉は、イスラエルのNGOであるICHAD(家屋破壊に反対するイ
スラエル委員会)のホームページからの引用です。ICHADは、イス
ラエル政府による、集団的懲罰や違法な入植地拡大を目的としたパ
レスチナ人の家屋破壊に反対するため、1997年に設立されました。

ジェフ・ハーパーさんはその創設者の一人で、自らブルドーザーの
前に身を置いて家屋破壊を阻止し、パレスチナ人とともに家屋の再
建に取り組むなど、イスラエルにおける非暴力直接行動と市民的不
服従を実践してきました。そして、パレスチナ人の将来を奪う「封
鎖」と「分断」の政策によって、将来のパレスチナ国家が「監獄」
になると警告を発しつづけてきました。

4月25日、アムネスティなど市民団体と立教大学キリスト教学研究科
が共同で、ジェフ・ハーパーさんを招いた講演会を東京で開催しま
す。ハーパーさんとともに来日されるのは、中東聖公会エルサレム
教区司祭で神学者のナイム・アティークさん。アティークさんもま
た、中東和平のために長年取り組んできた方です。

貴重なお二人の来日講演に、ぜひ奮ってご参加ください。

切り刻まれるパレスチナ ~続く入植地の拡大と非暴力抵抗運動~
◆日  時:4月25日(土) 13:30-16:30
◆会  場:立教大学 11号館 AB01教室(定員500人)
JR/地下鉄「池袋駅」 西口より徒歩7分
◆アクセス:http://www.rikkyo.ac.jp/access/
◆資 料 代:500円(学生300円)
◆問 合 せ:03-3518-6777(アムネスティ日本)
※日英遂次通訳あり
※事前の予約は必要ありません。
※イベント欄に詳細情報へのリンクがあります。

※アムネスティ・インターナショナルは2004年に、イスラエルによ
る家屋破壊に関する報告書を発表しています。(英文)
“Israel and the Occupied Territories. Under the rubble:
House demolition and destruction of land and property”
http://web.amnesty.org/library/index/engmde150332004

◆パレスチナ関連情報◆

■署名へのご協力ありがとうございます!
昨年12月に開始した「ガザ封鎖解除を求める署名」は、5万2,175筆
が集まりました。3月31日、署名の呼びかけ10団体のうち7団体が
外務省を訪問。副大臣に次ぐ立場の外務大臣政務官である柴山昌彦
衆議院議員に署名を手渡しました。
http://www.amnesty.or.jp/modules/wfsection/article.php?articleid=2316

■イスラエルとガザの武器供給に関する報告書(日本語版)発行!
最新報告書「紛争を悪化させるイスラエルとガザへの海外からの武
器供給」の日本語版ができました。ガザとイスラエル南部での3週
間にわたる紛争下で使用された軍需品に関する新たな証拠、すべて
の紛争当事者への武器供給についての情報を紹介しています。
http://www.amnesty.or.jp/modules/mydownloads/viewcat.php?cid=18
by satoimolove | 2009-04-16 17:41 | event
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